| 日本酒のテキスト2 産地の特徴と造り手たち 松崎春雄著 静岡県の酒については、一応それなりに知っているつもりの私も、他県の酒というと正直知らないことがいっぱいあります。例えば、日本酒の世界の謎として佐賀県ではかなり甘い酒が好まれるというのはありますが、そういう疑問もこの本で解決しました。いくつかの日本酒本がありましたが、県別の酒の味、香り、風土、酵母、杜氏等を総ざらいできる本はこの本が初めてだと思います。この本の情報を私が信頼するのは、安易な他のソースからのの受け売りではなく執筆するにあたりその土地の酒一本、一本に対して、松崎さんが真剣にメモをとりながら現状認識を再構成しながら飲む姿が想像出来るからです。ですから表現がいわゆる常識な見方、例えば土佐のお酒はうす辛いというステレオタイプな内容ではなく土佐の酒が淡麗型一辺倒からまた違う方向性の酒へアプローチをしてきた事にも言及されています。大変個人的に参考になる一冊でした。 |